施工中に関して
概要
山留め工事とは、地盤を掘削する工事の際に周辺地盤への影響(逸水・沈下・崩壊など)を防止し、掘削工事をより安全に施工(掘削内の作業員の安全確保)するため、地中に物理的な壁を設ける工事です。
土質・掘削深さ及び地下水位等の条件によって施工方法を選定します。
内容
地盤の状態(土質・硬さ・地下水位)と掘削深さの関係で、工法を選定します。
①比較的掘削が浅く、地下水位が無い(掘削深さよりも地下水位が低い)場合は親杭横矢板工法を選定します。
②掘削深さよりも地下水位が高く、止水性・施工性を求める場合、鋼矢板工法を選定します。
鋼矢板をセクションで結合し、一体化させることにより山留め壁を構築します。
③掘削深さよりも地下水位が高く、高い止水性を求める場合、地中連続壁工法を選定します。
深い掘削が伴う山留め工事にも対応可能です。
施工方法や施工規模により、工程日数は大きく変わるため、事前計画と都度進捗の確認が重要になります。