施工中に関して
概要
杭工事とは、地下に杭を打ち込み上部の構造物を支える工事です。
高さのある建物の中には必ず杭があり、建造物が倒壊・沈下しないように支えている重要な部分です。
目に見えない土中で行われるため地味な印象を持たれることもありますが、そのような作業こそが皆様の生活を支える重要な役割を果たしています。
内容
杭工事では主に「場所打ち杭」と「既製杭」を施工しています。
場所打ち杭は、現場で鉄筋コンクリート造の杭を築造します。
既製杭は場所打ち杭と異なり、工場で製作された杭を現場で打設します。状況に応じ施工方法を選択することができます。
杭工事を施工する上で気を付けているポイントは二点あります。
一点目は杭芯の位置が図面と現地で誤差がないか確認することです。
施工箇所に関して図面と現地で1.0mの誤差が生じていたとします、確認を怠って施工した場合、当然1.0mずれた杭が出来上がります。
したがって、ニゲから距離はいくつか、図面のどの部分でどこを基準にしたのかなど詳細な確認・打合せが重要です。
二点目は機械を据えて杭工事を施工する際、杭打機の杭芯と施工する杭芯の位置に誤差がないか確認することです。
少しのずれが大きなずれを生じさせることに繋がります。